ホームエレベーターの必要性について
車椅子が必要な人にとって、家で生活する時に何が必要なのかを考えるとホームエレベーターではないでしょうか。これがなくては2階建て以上の建物で生活するにはその都度誰かに運んでもらわないといけなくなるので、その手間を考えるのであれば、いかにホームエレベーターがあった方が便利なのかが分かります。ですがそのホームエレベーターを一つ設置するのにも大きなお金がかかります。そもそもホームエレベーターには種類があります。一般的などこにでもあるようなエレベーターを家につける場合と、階段昇降機という名前で階段に設置できる物があります。

これには大きな違いがあります。
本当のエレベーターを作るとなるとその場所も確保しなければならないので、工事もおおがかりになります。その点、階段昇降機というのは元々ある階段にパイプとイスをつければそれだけで簡単に階段を上がり下がりすることができます。あとは1階にも2階にもそれぞれ車椅子を置いておけば移動するのに困ることはなく一人でも行き来することができます。ですがやはりずっと車椅子から降りることなく軽く移動できるのはホームエレベーターの方でしょう。
ただその設置費用、工事費用は圧倒的にホームエレベーターの方が高くなりますのでそのあたりはよく考えてから決めると良いでしょう。
車椅子で生活するということは、それだけでも相当の体力を使います。使いこなしている人はそうは思わない人が多いですが、移動するだけでも手や腕を沢山使うので普通の健常者が歩く何倍も疲れます。足が使えないというだけでこれだけ疲れるのかということを分からない人は、一度体験してみると良いでしょう。
そうすれば分かります。大変さが分かれば階段昇降機とホームエレベーターのどちらが魅力的なのかが分かるでしょう。ですがそのコストのことも考えた時に自分達の生活の負担にならないような方を選びましょう。国から多少の補助が出る場合もあるので、そのあたりは詳しく調べておきましょう。



